プリ☆チャン Remix やってみた!
ユメご無沙汰しております。saken649 です。
すっかりここのブログを放置してしまいました。
プリッカソン Advent Calendar 2019 の 20 日目として参加するにあたり、約 1 年ぶりに帰ってきました。
1 日遅刻しました。ユメごめんなさい。
昨日は ダンディ(閣下)@ステキな4コマ さんの 【Adbentar企画】私とアニメ プリパラ【ネタバレあり】 - ステキな4コマ でした。
前書き
去年もこの Advent Calendar 参加させて頂いてて、こんな記事を書いていました。
今年もプリッカソン Advent Calendar に参加します!と宣言したはいいものの、現在参画してる案件が絶賛炎上中で終電生活の身。私この案件どころか会社ごと今月中に辞めるんだけどな?
可作業時間も限られているので、お蔵入りにしていたネタを引っ張り出してくることにしました。
すっかり音楽活動とはご無沙汰ですが、これでも以前は作曲とかやってた人間なので、エンジニアネタが多いこの Advent Calendar に音楽方面で攻め込んでみることにします。
それではお聴きください。
「キラッとプリ☆チャン」より、桃山みらいちゃんのキャラソンを Remix した「ワン・ツー・スウィーツ (Kiratto☆Mirai Bass Style)」です。
【プリ☆チャン Remix やってみた!】ワン・ツー・スウィーツ (Kiratto☆Mirai Bass Style)
流行りの Future Bass ではありません。桃山みらいちゃんなので Mirai Bass です。*1
プリ☆チャン曲の Future Bass な Remix を Mirai Bass と呼ぶの、せっかくなので流行って欲しいですね。
音楽やっててプリ☆チャン見てる人は、全員一度は作って欲しい。
2019 年初頭くらいに作って、ずっとお蔵入りにしてましたが、陽の目を見ることが出来て良かったです。
夜な夜な気になったところは直しましたが(結果、時間掛かってしまい、遅刻の理由に…)
はやまるの声が良過ぎて、作っててとても幸せでした。
作ってる過程で、何度もはやまるの声が聴き返せるの最高。
ちょっとだけ解説
音楽界隈って、エンジニアと逆で、作った曲の手の内を明かすことって割と無いような気がしています (観測範囲内では)
が、せっかくの Advent Calendar なので、ちょっとだけいろいろ書いてみようと思います。
音楽やってない人でもなるべく分かるように、解説交えながら。
使用機材とか
こんな感じの機材を使っています。
音楽制作ソフト
DAW = Digital Audio Workstation って呼ばれるヤツです。
Steinberg Cubase Pro 10 を Mac で使ってます。
これまで 3 つくらい他の DAW を渡り歩いてきましたが、Cubase に行き着いて 5 年近く使い続けてます。
シンセサイザー類
シンセサイザーとは、波形を重ねたり、合成したりして音作りをする電子楽器のことです。
この曲だとこの辺使ってます。
- reFX Nexus2
- 大半コレで作ってます。
- Xfer Records Serum
- Nexus2 の裏に重ねて使ってます。
- Native Instruments Massive
- ベースの音の一部と、ピコピコ音に使ってます。
- ベースは、Nexus2 と Serum と Massive の音を少しづつ重ねて作ってます。
- Roland JV-1080 (Roland Cloud)
- ベルとかエレピとか。
サンプラー類
サンプラーとは、WAV ファイルや、AIFF ファイルといった音声ファイルを読み込んで鳴らす楽器です。
- Native Instruments Battery4
- ドラムパート用。素材はいろんなコレクションから寄せ集めてきました。
- Steinberg Groove Agent SE
- 林鼓子さん (以下、はやまる) の声を適当な単位で切り刻んで、コレに読み込んでます。間奏で大活躍。
間奏について
カットアップという手法を用いています。
はやまるの声を適当な単位で切り刻んで、良い感じになるまで、ひたすら並び替えて作ったものです。
かつ、ところどころで音程調節をしたり、音を左右に振ったりしてます。
はやまるの声が良過ぎて、声を切り刻むのが楽しかった記憶。
はやまる、マジミラクルボイス。
ボーカル素材の抜き出し方
歌入りトラックに、オフボーカルのトラックを逆位相 *2 にして重ねて鳴らすと、ボーカルを差分として取り出すことが出来ます。
市販のボーカル抽出ソフトとか使うより、キレイに抜けます。
ボーカルの有無で、トータルで行う処理の掛かり方が変わるので、100% 声だけの抽出は無理です。
若干元の伴奏が残りますが、オケに混ぜちゃえば気にならないくらいです。
ただし、曲始まりのタイミングがサンプル単位でズレてることが大半なので、波形を見ながら細かくタイミングを合わせないと、キレイに抜けてくれないので注意です。
せっかくなので
さらに昔に作った「キラッとスタート(Kiratto☆Emo-i MiraiBass Style)」も合わせてお聴きください。シングル発売されて間もない頃に作ったやつです。
キラッとスタート(Kiratto☆Emo-i MiraiBass Style)【プリ☆チャンRemixやってみた!】
最後に
プリ☆チャン 3rd シーズン決定おめでとうございます!!!
次の 21 日目は、 nagait84 さんの「AWS ECSでプリズムの煌めきを感じたい」です。
*1:そうなんだ。
*2:音の波形が、上下逆さまになった状態。ある音に対して逆位相な音を重ねると、互いに打ち消しあって音が消えます。この原理を応用しているのがノイズキャンセリングです。